• 2018.10.03 Wednesday
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 このブログではよく小学生時代の話をしている気がする。
大学生の話と小学生の話が半々くらいの割合だろうか。
書いたそばから忘れていくので、実際どうなのかは解らないのだが、
なんとなくボンヤリ覚えている割合は半々くらいである。

 今日もそんな小学生時代の話。

 ある日、午後のウルトラマンジャックを見終わってぼんやりしていると、
向かいの団地に消防車が止まった。
当時の俺の家は12階にあり、ゴキブリや蚊や蝿とも無縁だったのだが、
そんな話はどうでもいい。
そんな12階から見下ろすと、向かいのマンションの4階あたりから
モクモクと煙が出ている。消防車はそこへむかってホースから
勢いよく放水し始めた。

 わぁ、火事だ!!なんてテンションを上げつつ、あれ?と思った。
あそこの家には覚えがある。確か同じクラスの友人の家だ。
おぉい!!大変じゃんかよ!と思いつつも、子供にはどうしようもない。
塾の時間が来たので、大人しく隣駅に向かうバスに乗り込んだ。

 燃えた家の友人とは、たまに遊ぶ仲であった。
当時も今もだと思うが、マンションの1階のベランダ下あたりには
何の為なのか知らないが、子供一人通れるくらいのサイズの扉があり、
(電気メーターが入っているような扉の小さいバージョン)
その中にはおよそ16畳ほどの空間があったのだ。
天井から壊れた裸電球が吊るされており、
床は舗装されておらず、雨が溜まった泥と砂利がある。
機械も何も置いてないのだが、何の為の部屋だったのだろうか。未だに解らない。
そんな部屋にたまに二人で忍び込んでは火遊びをしていたのだった。
今思えば閉じ込められたら人生終了な場所でよく遊べたものである。
扉の立て付けも悪かったし、何かの拍子に閉じ込められたかもしれないのだ。

 12階のベランダの手すりを伝ってマンションの廊下に出たり、
考えてみたら中々危険な遊びばかりをしていた気がする。

 とにかく、そんな友人の安否を気にしながらバスに揺られていた俺だったのだが、
ふと車窓から向かいの道路を歩く少年に目がいった。
心配している当の友人がトボトボと俯き加減に歩いている。
あ、お前んチ燃えてるぞ!!と、教えてやった方がいいかしらん
そんなことを思い、バスを降りて友人を探そうと思ったが、
おそらくご両親が既に手を打っているだろうと考え直し、
俺はそのまま塾へ向かった。

 塾での唯一の楽しみ、弁当を終えて帰宅した俺は、驚愕の事実を知らされる。
塾への途上で見かけた友人が行方不明になっているのだ。
なんてこった。やっぱり声をかけるべきだった!
その晩は後悔に苛まれながら寝た。なかなか寝付けなかった。

 行方不明になった友人はどうなったのか。
彼は次の日、何食わぬ顔で学校にいた。いたのだが、誰とも会話をしていない。
聞けば、行方不明になったと思われた彼だが、午後7時あたりに保護されたそうだ。
なぜ行方不明にされてしまったのか。彼は何故素直に帰宅できなかったのか。
答えは予想の斜め上であった。

 彼の家の火事の原因は、なんとも間抜けなことに彼の火遊びだったのだ。
台所で火遊びをしていた彼は、勢いを増した火を扱いかねてしまい、
そのまま家を飛び出してしまったそうである。
幸いボヤ程度で済んだそうなのだが、きっと俺がバスから見た時の彼の胸中は
このままどこかに消えてしまいたいような気分だったのではないだろうか。

 急に思い出してしまったのだが、この思い出で一番気になっているのは
マンションの床下の不思議な部屋のことである。何だったんだろうなぁ、あれ。

  • 2018.10.03 Wednesday 23:55
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